TeslaのNevada積層造形チームはFormlabs Fuse X1を活用し、フルハイトのSLSパーツを1日で納品。作業工数を削減しスループットを向上させています。
Tesla Giga Nevadaではスピードがすべて
Giga Nevadaに拠点を置くTeslaの積層造形チームは、休むことなく稼働しています。3名のスタッフが毎週10,000〜30,000点のパーツを生産し、ほとんどの注文は24時間以内に仕上げる必要があります。稼働率の維持、迅速な段取り替え、そして造形スピードは絶対条件です。このワークフローに妥協なく対応できる機種が求められていました。
従来の方法:半分のボリューム、倍の作業量
Formlabs Fuse X1を導入する以前、チームは従来の大型フォーマットSLSプリンターに頼っていました。広いビルドチャンバーを備えていたにもかかわらず、それらのシステムでは高さのある造形を24時間以内に完了させることができませんでした。実質的な上限は高さ約230mmであり、大型パーツは分割して個別に造形し、接着・サンディングで組み合わせる必要がありました。この工程は手作業を大幅に増やし、完成品の強度も低下させていました。
Fuse X1:フルビルド高さ、当日納品
Formlabs Fuse X1は330 × 330 × 565 mmのビルドボリュームを備え、Fuse 1+ 30Wの7.5倍の容積を持ちながら、ほとんどの造形を24時間以内に完了させます。フルZ高さ565mmが1日で使用可能となり、従来システムと比べて実質的なビルド高さが2倍以上に拡大しました。以前は分割が必要だったパーツも一体造形が可能になり、寸法精度・耐衝撃性・全体的な耐久性が向上しています。
実際の効果:リワークジグと物流部品
代表的な事例として、生産ラインのリワークジグが挙げられます。以前は複数の従来型SLSプリンターを使って145時間以上かかり、さらに手作業での組み立てが必要でした。Fuse X1では、5個のジグを24時間の1ビルドで造形でき、分割なしですぐに使用できます。同様に、ウィンドウダンネージラックなどの梱包部品も、かつては複数ビルドに分割する必要がありましたが、現在は一体造形が可能となり、Teslaの迅速な社内物流を支えています。
より賢いSLSエコシステム
Fuse X1は、粉末回収用のFuse Siftおよび後処理用のFuse Blastと組み合わせることで、エンドツーエンドの完全なSLSワークフローを構築します。AIを活用したPrint Intelligenceがリアルタイムで全レイヤーを監視して異常を検知しパーツの歩留まりを保護し、Adaptive Thermal Controlが13の独立ゾーンを管理することでビルドボリューム全体にわたって安定した品質を実現します。大量生産チームにとって、Fuse X1は社内SLSが実現できることを大きく塗り替える存在です。



